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【直し】寸法直し

着物のお直しは大きく分けて二つあります。
一つは「寸法直し」、もう一つは「かぶり(ふくろ)直し」です。

寸法直しとは、文字通り、寸法だけを変える直しです。
箇所としては、
・袖丈、袖幅、肩幅、などの袖関係、
・身丈、身幅、などの身頃関係
・褄下(衿下)、繰越、袖付けなどの指定部分
などがあります。

直らないものもある
直しをすれば寸法を変更できる、と思いがちですができない場合もあります。
例えば、以下のものは全部とは言えませんが、出来ない場合が多いです。
・古い着物の裄(袖幅・肩幅)、袖丈、身丈を、極端に大きくする場合
(袷の羽織丈・コート丈を長くする場合も、直しだけでは無理なことが多いです)
・裏地が紅絹などのアンティークで生地が弱っている場合

●直しに向いているもの
比較的新しいリサイクル着物の場合は、反物幅も広く裄直しにも対応できることが多いです。
ただお直しはお直しなので、生地によってはヤケが出る場合、縫い筋が消えない場合などあります。
そうした点を考慮することも大切です。

【仕立】洗い張り後の仕立て替え

着物が洋服と違う一つとして、一旦出来上がった着物を、仕立て替えることができます。

●洗張り(あらいはり)
一旦出来上がった着物を解いて、専門の職人さんに洗ってもらいます(洗張り)。
(洗張りでは、シミなども綺麗にとれるわけではありません)
すると、着物は全て長方形の裁断なので、簡単に縫い合わせるだけで反物に戻ります。
その後、裏地を一新したりして、または寸法を作り変えて、仕立て直すことができるのです。

●洗張り後の仕立て直しの注意点
理論上は、どの着物も仕立て直しが可能です。
が、種類によっては注意したほうがいいものもあります。それが以下です。
・もともとの着物寸法が小さく、仕立て直しても大きく出来ない着物。
・汚れやシミが多数あるもの。仕立て直しでも隠すことが難しいです。
・薄い色味の色無地などは、色ヤケの心配があるものもあります。
・生地によっては縫い跡が消えにくい着物もあります。
・アンティークなどで生地自体が弱く、そうしたことを心配される方。

仕立て直しには、ほどきと洗張りの料金がかかるので、場合によっては反物を購入したほうが安い場合もあります。