カテゴリー別アーカイブ: 仕立事例

仕立てたり直したりしたものを紹介してます。

【仕立事例】七歳祝い着 ウソツキ襦袢①

三連休いかがおすごしですか?急に秋らしい気候になりました。
さて今回は、子供物の襦袢を紹介します。
七歳祝い着として、着物に合わせる子供用襦袢です。
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襦袢と言っても、今回は袖部分と裾除けだけを仕立てます。
大人物のウソツキと呼ばれる襦袢と同じです。child-kimono2
袖丈は子供物でも2尺と長く、袖丸みは2寸と大きな可愛らしい丸みが付きます。
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お預かりした着物は袖付けがほつれていたので、
袖付けの留めから縫い直しています。child-kimono4

このあと、肩揚げもする様子をご紹介します。
かわいい子供物の続きをお楽しみに。

【仕立事例】手織り紬

あっという間に、袷の十月ですね。衣替えはお済みでしょうか?
今日は仕立てあがった手織り紬を紹介します。
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今回の手織り紬は、夏前からお預かりし、袷の季節までにというご依頼でした。
渡されたのは紬の反物と胴裏。
紬は湯通しをして、その後、一緒に八掛けの色を考えて選びました。
表地は一見、辛子色の無地のように見えますが、
織糸を見ると色々な色目があるのがわかります。
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今回選んだ八掛けの色が、どことなくしっくり合わさるのは、
表地の織糸に同じ色目があるからだと思います。
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袷の季節は十月から年を越して五月まで。
この紬なら、季節に合わせて色々な帯合わせもできそうですね。
お気に入りの一枚になりますように♪

【仕立事例】習い事用の付下げ

九月も下旬、そろそろ袷の着物に衣替えの季節ですね。
さて今日は、出来上がった付下げを紹介します。
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今回の付下げは、長らく反物で持っていた者の仕立てる機会がなかったというものでした。
八掛けなども一緒にお持ちいただきましたが、色が少し合わなかったので、
表に合わせて選び直しました。

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八掛けの色は、ご覧のように表地のモチーフと同じ色にして落ち着きのある感じになってます。
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付下げは、膝のあたりで柄がつながるだけで、
訪問着や色留めのような大掛かりな柄合わせはありません。
それ故、自分の寸法を変更して柄合わせをする、ということも少ないです。

習い事で着物を着るということで、たくさん着物をお持ちの方です。
お気に入りの一枚になりますように。

【仕立事例】「きせのさと」浴衣

昨日から近所のお祭りのお囃子が一日響いています。八幡様の秋祭りはどこか哀愁がただよいます。
さて、今日は先日完成した浴衣を紹介します。yukata2
今回仕立てた浴衣は、「きせのさと」の文字が入った浴衣。
残布をなるべく出して仕立ててほしいとの要望で、
居敷当は新モス(木綿)で付けることにしました。
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浴衣はバチ衿が主流ではありますが、
今回は裏衿をつけ広衿で仕立ててます。
広衿は衿の広さを自分で好みに変えられるという利点があります。

「きせのさと」文字を目立ちやすい上前オクミの膝あたりに配置しました。
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今日から始まる両国国技館の九月場所に着て行かれる、というお話でした。
贔屓の力士を、こうやって応援する方法もあるのですね。
楽しい一日になりますように!

【仕立事例】伊勢木綿の浴衣

早いもので、もう9月。ここ東京でも、夜は虫の声が聞こえます。
今日は先月仕立てた浴衣を紹介します。
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今回仕立てたのは、伊勢木綿の浴衣です。
着用後、ご自宅で洗えるようにということで、
先に水通しをし生地を縮ませてから仕立てに入りました。
isemomen-yukata2残布のないギリギリの要尺だったので、お尻部分に新モスで居敷当を付けました。
柄合わせのポイントとしては、紫の菊が膝部分に来るように配置しました。
掛け衿には、衿芯を入れられる穴を作りました。
全体的に菊がきっちりと並び、古典的でありながらモダンでもある素敵な浴衣です。
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まだまだ浴衣をお召しになる機会があるかもしれませんね。
お気に入りの一枚になりますように。