【仕立事例】洗張りからの襦袢仕立て直し

お節の予約販売が始まっていて、年末を少し意識してしまいますね。
さて今日は出来上がった襦袢を紹介します。
今回の襦袢は洗い張りをしたものをお預かりしました。
恐らく、洗張りしたものを染めたのではないかと思います。
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ご本人のご希望で、居敷当を付けました。
胸あたりから身幅いっぱいに、裾までです。
たった一枚の生地ですが、お尻部分の強化になり表地を傷めにくいです。
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またこうした濃い色目の襦袢では、
首回り部分の衿は、白い生地を使います。
白い半襟を付けた時、襦袢の色が透けないように、です。002
朝晩は涼しく、襦袢を着て袷を着ても苦にならない日になってきました。
素敵な色の襦袢で、着物生活が楽しくなりますように。

【仕立事例】洗張り胴裏を使った紬胴抜き仕立 

週末、着物の衣替えがやっとできました。爽やかな秋晴れの良い週末でした。
さて今日は、胴抜き仕立の紬を紹介します。
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今回の胴抜き仕立は、洗張りの胴裏を使いました。
洗張りの胴裏は、単衣の居敷当と単衣の裏衿です。
居敷当を胴部分のお尻周りの胴裏に使い、
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裏衿部分を袖振りと、 half-lining-kiono3
裏オクミ部分に使いました。
ご覧の通り、今回は広衿でなくバチ衿仕立にしています。 half-lining-kimono4
袷の季節ですが、少し動くと汗ばむような気温の時もあり、
こうした胴抜き仕立も重宝するのでは、と思います。
単衣の居敷当と裏衿も、このように仕立て替えできるので、
衣替えの時に、あれこれ考えるのも楽しいですね。

お気に入りの一枚になりますように。

【仕立事例】七歳祝い着 肩揚げ

あまりの冷え込みに急いで衣替えをしました。季節の変わり目ご自愛くださいね。
さて、今回は七歳祝い着の肩揚げを紹介します。
肩揚げは、大きな裄をお子さんの体の大きさに縫い縮める作業です。
子供物は大きくなることを前提に、少し大きく仕立てるのです。
下の画像が、肩揚げ前。
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そしてこちらが、肩揚げ後。
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前身頃はこんな感じ。肩揚げをすると、より子供らしい可愛らしい形になります。
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肩揚げは、着終った後には解くので、二本取りの糸で簡単に縫っていきます。
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袖には、「ウソツキ」と呼ばれる袖部分だけの襦袢を付けました。
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襦袢袖は無双袖仕立で、着物の袖に合わせて袖丈を若干短く仕立ててあります。
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来週末、早めの七五三の撮影をするそうです。
お正月にもお召しになるようで、それまでの成長を見込んで
身丈を短くする腰揚げは今回は見送りました。
良い七五三のお写真が採れますように。

【仕立事例】七歳祝い着 ウソツキ襦袢①

三連休いかがおすごしですか?急に秋らしい気候になりました。
さて今回は、子供物の襦袢を紹介します。
七歳祝い着として、着物に合わせる子供用襦袢です。
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襦袢と言っても、今回は袖部分と裾除けだけを仕立てます。
大人物のウソツキと呼ばれる襦袢と同じです。child-kimono2
袖丈は子供物でも2尺と長く、袖丸みは2寸と大きな可愛らしい丸みが付きます。
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お預かりした着物は袖付けがほつれていたので、
袖付けの留めから縫い直しています。child-kimono4

このあと、肩揚げもする様子をご紹介します。
かわいい子供物の続きをお楽しみに。

【仕立事例】手織り紬

あっという間に、袷の十月ですね。衣替えはお済みでしょうか?
今日は仕立てあがった手織り紬を紹介します。
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今回の手織り紬は、夏前からお預かりし、袷の季節までにというご依頼でした。
渡されたのは紬の反物と胴裏。
紬は湯通しをして、その後、一緒に八掛けの色を考えて選びました。
表地は一見、辛子色の無地のように見えますが、
織糸を見ると色々な色目があるのがわかります。
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今回選んだ八掛けの色が、どことなくしっくり合わさるのは、
表地の織糸に同じ色目があるからだと思います。
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袷の季節は十月から年を越して五月まで。
この紬なら、季節に合わせて色々な帯合わせもできそうですね。
お気に入りの一枚になりますように♪