【直し】かぶり(ふくろ)直し


着物のお直しは大きく分けて二つあります。
一つは「寸法直し」、もう一つは「かぶり(ふくろ)直し」です。

かぶり(ふくろ)直しとは、主に裏地の付いた着物の表裏の釣り合いが狂ったものを直す直しです。
着物を吊るして見て、表か裏かどちらかが、裾で生地が余って袋のようになった状態を、
直していくのです。

●どうしてかぶるのか

このような問題は以下のような条件でなりやすいです。
・仕立て時の、裏表の設定が悪かったとき
・表地と裏地の収縮率が違い、長年の保管によりつり合いが狂ったとき
・比較的縮みやすい強撚糸の織物「お召し」系の袷の着物のとき
・雨や、湿気のあるところで着物が長時間さらされたとき

着物は仕立てに入る前に地直しと言う工程があるのですが、
そこでの作業も、この問題の解決に大きくかかわります。

●どう直すのか

かぶり直しは、お直しだけで対応できる小さなものから、
一旦洗張りをかけて仕立て直さないと完全に直らないものまで、
いろいろな段階があります。

着ていれば汗もかきますし、ある程度は狂いが生じるのも事実です。
ここは、着物を着る回数、ご予算に応じて、臨機応変に対応することが良いと思います

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