月別アーカイブ: 2016年8月

【仕立事例】成人式の振袖を婚礼衣装に直す③

感動したリオ・オリンピックが終わり、いよいよ4年後の東京オリンピックに期待が膨らみますね。
さて今日は、出来上がった婚礼衣装になおした振袖衣装を紹介します。

今回の振袖は、お姉さまの振袖だったものを特に気に入った妹さんが結婚式で使うということでした。
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現代的な振袖に合わせ、白地の襦袢を濃いマゼンダに染めたものを、比翼にしました。
地紋のある襦袢を、お客様のほうで指定をだし染めたものを預かりました。

こちらは、袖振りから見える比翼。
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こちらは、袖口から見える袖口の比翼。綿を入れた袖口です。
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こちらは、裾から見える裾の袖口。綿を入れた裾が華やかです。
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成人式でお召しになった振袖に、色を合わせた比翼を付けるという試みが大成功しました。
成人式の振袖を、結婚式のハレの舞台で、思い出と共にお召しになる、
またそれがずっと手元に残る。
このような結婚式が広まればいいなあと思っています。

素敵な結婚式を。末永くお幸せに。

【仕立事例】成人式の振袖を婚礼用に直す②

お盆をすぎると、夜風に少しだけですが秋を感じる日がありますね。
さて今日は、成人式の振袖に付ける比翼の紹介です。

通常、振袖に比翼は付けませんが、今回は婚礼用として華やかになるように付けました。
白地で地紋のある襦袢反物を、今回の振袖に合わせて染めたものです。
画像ではわかりにくいですが、濃いマゼンダのような色合いです。

下の画像は、振袖の振り部分の比翼、振袖袖口部分の比翼。
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こちらは、衿部分とオクミ部分の比翼。
これがそのまま、裾までつながっていき、、
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綿を入れた裾につながっていきます。
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綿は、袖口部分にも入れました。
おわかりのように、点々のシツケ「グシ」も入れました。
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襦袢反物一反を使って仕立てた比翼を、振袖に付けて完成です。
出来上がりをお楽しみに♪

【仕立事例】成人式の振袖を婚礼衣装に直す①

連日のリオ・オリンピックの選手の頑張りに目頭が熱くなりますね。
さて今回は、婚礼用に直した成人式の振袖を紹介します。
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今回直した成人式の振袖は、直す箇所を最小限にして、
結婚式当日に「お引き」で着られるように直しました。
「お引き」とは、おはしょりなしで、裾を長くして着用する着付けです。
具体的には、衿を短くして、帯の下から衿先が見えないようにしました。
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その際、褄下に「ぐし」と呼ばれる点々状の細かいシツケをしました。
黒留袖のような重々しさが感じられるようになります。
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そして、打掛ほどの太さには及びませんが、裾には綿を入れ、
ここにも「ぐし」を入れて、華やかな感じにしました。
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重ねてみると、太くなった裾が良くわかります。
ある程度の重さが加わり、一段と婚礼衣装のようになってきました。
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今回は、お客様ご自身が選んだ色目の比翼を付けていきます。
出来上がりまであと少し。どうぞお楽しみに♪

【お直し】化繊単衣の身幅直し

梅雨が明けた途端、猛暑が続きますが、リオオリンピックも甲子園も始まりました。
さて今日は、化繊単衣のお直しを紹介します。

化繊の良い点は、なんといっても管理のしやすさと、家で洗えることです。
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今回の化繊単衣のお直しは、身幅直しでした。
前幅も後ろ幅も、同じ割合で少し広く直しました。
下の画像は、腰回りの脇縫いの部分。
お尻周りで力の入るところなので、前回の縫い目に少し傷を伴っていました。
直しをして傷が出ることになりますが、恐らくおはしょりの中に入ると思います。

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傷などがなければ、化繊の場合、お直し前の縫い線は綺麗に消えることが多いです。
化繊とひとくくりにしても、実は生地の質も様々です。
お稽古用やお天気の良くないときなどに、化繊の着物があると重宝するのは間違いなさそうです。
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お直し後、着易くなりますように。